ツールバーの双眼鏡アイコンをクリックすることで天体検索ブラウザが表示されます。本項目の他に、「天体の検索」及び、「検索と導入の設定」も合わせてご覧下さい。
天体の導入モード
STELLARWINDOWには、3つの導入モードがあります。デフォルトの導入モードは「導入環」*1であり、デフォルトで音声案内が有効となっています。
デフォルトの導入モードです。導入を開始すると、画面中央に、下図のような導入環が表示され、デフォルトで音声案内が開始されます。
この導入モードは、付属センサーを用いた操作で利用される事が前提となっています。
導入環上に表示されている角度(角度標識)は、目的天体までの角距離*2を示しています。角度標識の方向に、表示角度分進んだ方向に、目的天体があります。
センサーの指示方向を、角度標識が表示されている方向に徐々に動かしてみてください(下図の白矢印の方向)。角度の値が徐々に減っていくはずです。そうやってセンサーを動かしていった先に、目的天体があります。つまり、目的天体が視野内に導入されたとき、センサーの指示方向は、現実世界で目的天体のある方向を向いていることになります。

導入環
デフォルトの導入モードです。この図では、左上の方向に74度動いた方向に目的天体がある、という意味になります。
音声案内
導入環モードでは、デフォルトで音声案内が開始されます。音声案内は、画面を見る事ができない場合にも目的の天体を導入できるように作られました。つまり、センサーを延長して双眼鏡等に取り付けた場合など、天体の検索指定後は、双眼鏡を覗いたまま、パソコンの画面を一切見ないでも、双眼鏡の視野内に目的の天体を導入する場面などを想定しています*3。
音声案内では、以下のように合成音声により案内されます。
音声: 音声案内を開始します。目標は、方位 AAAA 度、高さ BBBB 度です。
音声: 残り[左/右] CCCC 度、[上/下] DDDD 度です。
設定秒数間隔で繰り返し{
音声: [左/右] EEEE 度、[上/下] FFFF 度。
if(視野中心−目標座標 < 最近接設定値){
繰り返し終了;
}
}
音声: 導入完了しました。音声案内を終了します。
変数の意味
AAAA: 目標の地平座標方位角
BBBB: 目標の地平座標高度
CCCC: 検索開始時点での目標までの水平方向角距離
DDDD: 検索開始時点での目標までの鉛直方向角距離
EEEE: 現在の目標までの水平方向角距離
FFFF: 現在の目標までの鉛直方向角距離
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水平方向は、現在視野に対する左右、鉛直方向は、現在視野に対する上下で指示され、負の値として読み上げられることはありません。また、水平方向・鉛直方向のどちらかが、最近接角(案内終了角度)4内に入った場合は、その方向については読み上げられません。 音声案内は読み上げまでのタイムラグがあるため、センサーを素早く動かした場合など、現在のセンサー位置と読み上げ角度がズレる場合があります。
また、一旦開始した音声案内は、導入完了しないと終了させることはできませんのでご注意ください。
この導入モードは、マウスを用いた操作で利用されることを想定しています。目的天体まで画面を自動的にスクロールし、さらに、目的天体を観察するために最適な視野角まで自動調整されます。目的天体を拡大していく方向の動作は視野角自動調整機能と同じ動作になりますが、現在表示されている天体から遠ざかる動作は、自動拡大スクロールモード特有の動作になります。
画面が自動的にスクロールされるので、導入動作が開始された時点で、センサーとの同期は自動的に切られます。
マウスを使って操作するときは、導入環を表示する意味がないので、この導入モードにしておく事を強く推奨します。
自動拡大スクロールから、拡大操作を除いたモードです。現在視野は変更されず、単に画面がスクロールされます。具体的な利用場面は想定されていません。
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*1 導入環
STELLARWINDOWでの造語です。天体を導入するための「輪っか」として便宜的に名付けられています。
*2 目的天体までの角距離
天球の大円上の距離を角度で表示したものです。
*3 音声案内による導入
開発者が実際に双眼鏡を覗いて何回も実験を行いました。正直に言って、慣れるまでは行き過ぎたりしてなかなか大変でしたが、センサーの挙動に慣れてくると、音声案内だけでも一発簡単に目的天体を導入する事ができるようになりました。
導入完了の最近接角(案内終了角度)を1度にして、厳密に視野内に導入させることも可能ですが、最近接角度設定が厳しすぎると、慣れるまでは導入完了させるのが難しい場合があります。最初は、最近接角を5度前後にして、大雑把に方向を合わせる練習をするのが良いかもしれません。
*4 最近接角(案内終了角度)
導入環中心の座標(視野中心)と、目標天体の座標の角距離が、この角度以下になった場合に、導入完了とします。最近接角(案内終了角度)は、「検索と導入の設定」で設定することができます。最小設定値は1度で、デフォルトで3度です。
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